2020年想いをよせて

慌ただしい年であったと同時に、自分にとっては重要な1年になりました。

天使の羽音として、一度閉めたお店を開ける覚悟をし、自宅の工房兼店舗を開き、ガラス館設立。

多くの出会いと、繋がったご縁からいただいた企画であったり、作品の中でも川連漆器【蒔絵】とのコラボは未来を大きく変えてくれました。

そして兼業ゆえ学ぶ機会に恵まれた1年でした。

看取りをやらない前提でも、最期のときを過ごす方がいらっしゃいます。

その度、壁にぶつかります。

人生とは…死とは…真摯に向き合う機会が、私の人生観を築いてくれるんだと思います。

その経験は自然と普段創るガラスに反映されます。

だからこそのテーマが人生となり、その方の考え想いを表すことが課題となっていったように思います。

人は必ず最後の時を迎え、そこをめざし精一杯輝くために生きている。

いかに最期までその人らしくあることをテーマにお手伝いをしたり、消えそうになる灯火を、夜勤者とバトンのようにつなぐ事が課題であったり。

いつも考えさせられます。

なにが正解かわからないまま試行錯誤の日々。

それでも託された想いが存在します。

大切な家族を託す背景には、いろんな葛藤や想いもあるのかもしれません。

最善の選択として託される想い。

叶うのなら家族さんが一番してあげたいことを、専門職として託されている現実を改めて感じています。

看護師となって、気が付くと30年が過ぎようとしています。離職していた時期もありましたが、それでも重ねた月日は自分を成長させ、人生を豊かなものにする為の学びと変えてくれました。

そんな歩みこそ、自信となり兼業するという今のスタイルに落ち着いたように感じます。

兼業する為には、どちらも中途半端な覚悟は許されないと私は感じます。

なので目の前のことをこなす事で、精一杯な時も多いです。

だからこそ、周りで支えてくれる仲間だったり、理解してくれる存在がとても重要で

人に恵まれていると感じます。

自分1人で出来ることなど限られているからです。

でも、周りにそれを得意とし頼れる存在がいるからこそ、そんな方々に出会って来れたからこそ

今の私がいて、天使の羽音が存在します。

すべての出逢いに感謝し、ご縁をいただけたこと…心より感謝申し上げます。






蒔絵グラス入荷しました

オーダーをしておりました蒔絵グラスが仕上がって、戻ってきました(((o(*゚▽゚*)o)))

佐藤渉さんの蒔絵の繊細さに魅了されて、日本古来からの伝統文化【蒔絵】を少しでも伝えられるきっかけになればいいなぁと、始まったコラボ企画。

今回は前回仕上がった虹の中の足跡

猫ちゃんグラス
桜グラス

あえてルーターで繊細な線を再現。桜の儚さと豪華な蒔絵のコラボとなりました。

椿グラス

こちらはオーダーのお品でした。これから迎えるお正月を華やかにしてくれる素敵な贈り物になりました。

椿グラスは在庫ございます。

基本オーダーいただいてから、蒔絵が完成するまで1ヶ月以上のお時間を必要とします。

それでも…待ってくださるお客様が喜ぶ最高の仕上がりです。

お写真でお伝えきれない魅力はぜひ、店舗の方に足を運んでいただければと思います。






オーダー完成いたしました

今回のご依頼は…3度目となるリピーターN様。出会いは【まるごと市場】でした。

天使の羽音の活動の基盤を作っていた時期からの、お客様になります。

お客様を通じて、私の知らない世界を知るきっかけになる事もあります。

ワンちゃんの世界にはドックショーという、犬種のなかのトップを競う競技会があるのだそうです。その競技には一つの展覧会に120頭から多い展示会ですと1000頭を超えるワンちゃんが参加。その頂点を競うんだそうです。

その頂点にたち1頭だけ選ばれる【ベストイン賞】

もう、ただそれだけでもすごいのに…なんと【ベストイン賞】を受賞された方への贈り物として、想いを託していただきました。

そのお話を聞いたのは実は完成後でして…。毎回とっても美しいワンちゃんを制作させていただいていたのですが…どうりで美しすぎる訳ですね。

本当に素晴らしいワンちゃんのお名前は【Claire】ちゃん。

飼い主様。送り主様より許可をいただいて掲載させていただける運びとなりましたこと、感謝申し上げます。

まずは陰影をつけたいところにサンドブラストをかけました。

こちらに【いのち】を吹き込む作業が、ルーターとなります。

陰影をつけながら、立体的に仕上げることで

天使の羽音の作品は生まれます(*´ω`*)

お客様のご要望を聞くことから始まる【ガラス彫刻】そこには世界に一つだけの、お客様の想いが凝縮されます。

私は作家として、択された想いを形にします。

今という瞬間を永遠ものもにしたい。

それはもはや商品ではなく、作品になるのだと思います。

簡単な作品であれば、納期は短いのですが…本格的な作品となりますと多少お時間をいただくことになります。

納期のご指定がある方は、あらかじめご相談していただければ助かります。






12/4から個展開催します

個展に向けて
コロナの影響で1度は諦めた個展。
その個展を再び開催できる運びとなりました。
コロナの中で生まれる人々の不安。事業をされている方をはじめ耐えられないストレスを感じている方も多いと思います。

私はその中で、自分が何をできるかと考えた時…
不安な時代だからこそ、精一杯できることをしようと思いました。

できることで精一杯生きる。その姿勢は常に考えさせられ、心の土壌となり肥やしになってきました。

自分一人では何も出来ない
誰かの笑顔のために頑張っている方々がいる。その人たちの笑顔と仕事に、私たちは救われ、そして今という瞬間を生きているんだと思います。
今回の個展では、秋田の笑顔がテーマであり、その人がどんな人で、どんなにことを大事に過ごして居るのか。


前回の個展から1年。天使の羽音の作家としてお会いした方々、ご縁を頂いた方々にスポットを当ててみました。

私たちの生活に密着する…食事の部門。
美しさを提供する美容家。
伝統を守る工芸士。
中小企業を支える診断士。
秋田県内の企業の底支えをする【よろず支援チーム】
氷彫刻という芸術を表現する氷彫刻師。
教育の現場で障害のある子も、その子らしく生きれるためのスキルを身につけさせようと奮闘する先生達。

私たちは往々にして、自分の力で生きていると、勘違いするものです。
今ある生活は、底から引き上げてくれる方々のおかげで成り立つ現実を知ると知らないでは、価値観が変わってきます。

人に感謝し、今できる精一杯を生きる。
未知のウイルスがもらたしたものそれは、調度よい距離という物質的な距離ばかりではなく、目には見えない人との距離でもあるのかなと私は考えます。

相手を思いやる優しさ、価値観を大切にする時代が来ているように感じています。

個展を通して…人の魅力価値観を表現してみました。

また今回はガラス展示館設立記念として、天使の羽音の作家活動の成長が見れる集大成となります。

子供の絵を成長記録として彫り続けた軌跡。

電動ルーターから始まり、サンドブラストを導入し独自の彫り方カービングマインドに至るまでの間の代表的な作品も一挙展示いたします。

また、毎回同時開催の【趣味部門】は大好きな作品である【鬼滅の刃】【東方Project】イメージガラス展示と、衣装の展示もございます。

衣装は【八雲紫】【十六夜咲夜】展示

本格的な衣装は作り手【ゴーマの森】さん。そしてレイヤー【麗】さん。カメラ【らいら】さん。

ガラスの原画、お面制作は【でびる】さん。

鬼の設定まで魅力ある作品の特徴を表現

今回は多くのアーティストの方々のご協力の元、豪華バージョンで開催できるはこびとなりました。

期間は12月4日から25日午前まで。月曜日休館となりますが秋田県生涯学習センターにて開催いたします。

感染対策にご協力をいただきながら、足を運んでいただけると幸いです。