カカシ募集の矢島駅へ

毎年由利高原鉄道では、各駅舎にカカシを飾り人気投票する【カカシ列車】のイベントがあります。

去年カカシ好き、という娘と一緒に見に行きました。

スヌーピーやミニオンズまで……各駅に並ぶカカシは、私のカカシという概念をこえ、それは立派なアート作品となりズラリと並んでいました。

感銘を受けた娘は、なんと『来年はカカシを作る!』宣言。

いゃぁ〜ウソでしょ笑

半分冗談と笑いつつ、忘れることを正直願っていた私です。何故ならカカシはみんな等身大ばかり。これどうやって運ぶの?と思っていた私がカカシを作るなんて、想像すらしてませんでした。

1年という月日に、私はすっかりカカシ制作の事を忘れていました。

ところが由利高原鉄道で、募集が始まった事を知った娘は、大好きなキャラ【王馬小吉】のカカシを作る!とハリキリ、カカシのレシピならぬ材料と製図を作り出す始末…その情熱に動かされ、材料を買いに連れてゆきました。

そして【王馬小吉】カカシを娘メインで、2人。ああでもない…こうでもないと、夢中で作り始めました。共同作業がこんなにも楽しかった事を知りました。

そしてあとは買い忘れた、軍手を付けるだけと思っていた矢先、娘…なんと大学病院へ入院してしまいました。

今年はカカシ、諦めよう。来年、参加しようと説得したのですが…

嫌な検査も頑張るから、【小吉】届けて!と懇願されました。もはやカカシではなく、【王馬小吉】となっていた様です。

娘のこだわり以上のカカシを作って、娘を喜ばせたい!その一心で残りの制作を、引き受けたのはカカシ締切3日前。

ひゃーっ思いながら、娘は軍手を付けて完成するだけと…私に託した訳です。

託された私との、カカシの日々が始まりました。

小吉と向き合う課題は沢山でした。

まず、衣装は娘が作っていったので、問題ありませんでしたが、どうすれば【王馬小吉】になれるのか…1番の課題でした。そもそも【王馬小吉】って?というお声が多いことと思います。ゲームのキャラという以外は、私も詳しくは分かりません…娘が好きだというだけで、お絵描きや画像で、これまで見てきたので作れちゃったり…こだわりたくなるわけです。

もう、作り始めると骨格から…と。

こだわりたくなる自分との闘いでした笑。

いや、肩はなで肩すぎる…とか、腕は構造的にこうだとか。

本当にクリエイターなんだなぁと実感しつつ、作ることを楽しんでいた私がいました。

髪の毛はくせ毛感を出すために……ワイヤーに黒の布の毛糸を接着し、微妙な雰囲気が似てきたと、1人喜びました。

反対側も手を加え、【小吉】カカシ完成しました。

本物に会う楽しみをupさせる為、あえてチェキ画像をメールで送りました。

そしてこれから出発すると伝えると……

厨二病的世界感の返信に、思わず笑ってしまいました。

そして無事に矢島駅に【小吉】カカシ届けてきました!

由利高原鉄道の【カカシ列車2018】は9/22から10/8まで運行予定だそうです。

外出許可を頂いて、【小吉】カカシに会いに行きたいと思います!

天使の羽音

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